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暗闇に沈む陽  作者: sakura
331/1028

魔王35

我は魔王リセット

滅びを待って幾星霜

夕陽を浴びながら待っておる


まだかのう…?


橋に立てば、右側のビルの向こうに茜色

左側のビルの向こうは群青色

どちらもビルの灯火が光っておる


自然と人工物との共存の美しさが、そこにある

右側の車道から自動車の音が煩いけど、これも一種のサウンド

左側の川面からは冷気と静けさが立ち昇る


天上天下正面を見渡せば、先の方に目当ての珈琲店があるのだ

まだ閉まってなければの話し

さあ、珈琲豆を買おう、人類が滅びぬうちに

そしてローストしてくれるのだ コンガリと


あの芳しい香りが素晴らしい

渡された袋から芳醇と匂ってくるのだ


人類よ 滅びるな

我が珈琲豆を挽き、珈琲を堪能するまでは


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