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星
一晩寝ないだけで体調は出力30%くらいまで落ち込む
海面を低空飛行で行く飛行機のよう
ヘロヘロのクタクタに成りて波に砕け散る感じ
ダメじゃん
発作のように、頭の中で鐘が鳴る
記憶が途切れ 意識がなくなる
天気や波の影響を受ける海上を航行するよりも、雲の上を飛んで行く方々が安全なのは自明の理
遥かな高みに座すことが可能な雲上人達です
雲海上はいつも晴れている ハレルヤ
神の如く地上を見下ろしている
さぞや快適でございましょう
ところがどっこい地上を這いつく張って転がりながら生きている
空層のずんどこで蒼天を見上げている
白き雲は真白に輝き美しい
土と汚泥にまみれながら、遥かな風を吸い込み無限を感じている
風が流れている、運んで来る
清浄な山々、未踏の渓谷、生命に満ちた緑の樹々、涼しき渓流河川、熱き空気が揺れる砂漠に高層ビルが生え、瓦斯が燃える
蒼き大海、腐り沼、地獄谷…
なんて多様性に満ちたキレイもキタナイもタクサンだ
気がつけば暗がりで独り倒れていた
暗がりの砂漠で星空を眺めた気分
見上げれば星々が煌めくのだ
向こうからも地上は煌めいているのだろうか