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暗闇に沈む陽  作者: sakura
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牡蠣

牡蠣を食べにいく

無性に牡蠣が食べたくなる時があるのだ

休みだし多少の贅沢はよかろうと思ったり


檸檬を搾る パクリ 生牡蠣美味し 

檸檬酢入れ パクリ 生牡蠣美味し

檸檬を搾る パクリ 生牡蠣美味し


カキフライ定食注文

熱々カキフライいただく

ムシャムシャ…あれ? 

中身を覗く…牡蠣が恐縮するように居た

こんなに小さくなって、なんて謙虚な牡蠣なのだろう

この衣の大きさに比べて、この牡蠣の小ささは…


これでは衣フライ定食である

分厚い衣に中が空洞…空洞…何故?…悲しい


悲しみの雲が心を覆う

ああ、雨が降っている

私の心に雨が降っている

狭量と言うなかれ


中身が無い厚手な衣フライほど悲しいものはない

全国のシェフよ、私は衣を食べに来た訳ではない

カキフライを食べに来たんだー!


私の気持ちが皆に分かるだろうか?


この私に、かようなものを食べさせるとは…

それでもプロフェッショナルか?

職業人としての矜持は?プライドはないのかぁ?


そんなこと気弱な私が言えるはずもなくスゴスゴとお会計して帰る

しかし、これはカキフライを注文した全ての客が思ったことだろう

前回来たときは、普通に美味しかったのに非常に残念

お陰で新しいカキフライの店を見つけなくてはならない

面倒くさいです






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