表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暗闇に沈む陽  作者: sakura
277/1026

暗闇を織る

暗闇にボゥと光る

あれはなに


闇は光りの無い状態ではない

ヒヤッとモワモワな存在なのだ

暗闇にも灯りはある

闇のひかり

それがボゥと光るのさ


翠とか黄とかな

暗く闇の世界も満更ではない

ぬるま湯のように暖かくもある

全てを呑みこみ受け入れてくれる寛容な世界

きれいもきたないも同価値で

混沌で、数字に価値などない 測れやしない

1であり、無限である 時間の観念すらない

戦うのも逃げるのも隠れるのも存在すらしないのも自由

決定しない曖昧で あったりなかったり


古い白色灯の街灯がチカチカと光る


さあ、お戻りよ まだ来るには早い

ここは母なる深淵の出入口 裏口だよ

光りの子よ

太陽が没するには未だ早すぎる

さあ お帰りよ いずれ また逢えるから


月明かりがあなたの足元を照らす

キラキラと小道が出来る

雲が明かりを遮らないうちに進め

闇の海が満ちて侵食しないうちに

暗闇があなたと同化しないうちに 走るのだ

振り返ってはならない 覗いてはいけない


前だけを見て 飛び込め



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ