27/1015
黙思
夜の帷が落ちる頃
寂しがりや
湯に落ちて息を吐く、ホッと一息
電気を消して、寝に着き布団を目深に被る
換気扇が回る音
静寂蟲の声
隅の濃い暗闇
愛おしいもの、息づかい
呼吸と思考、論理、感情、閃き、気付き
救急車のサイレンの音
何故、問い掛け
意識が落ちる
心地良い自分が無くなる瞬間
今から楽しみである
無くなるのか、はたまた続くのか
やり残しはないのか
身辺はキレイにしときたい
片付けていこうと思う
出すものを増やして、入れるものを減らすのだ
それにつけても、毎日働くのは億劫よのう
最期は、縁側で空でも見上げながら猫を愛でながらいきたい