猫は生きている
YouTubeなるもので、量子力学の解説を見る
隣りの部屋からはテレビの音がする
「…でなければオマエのケツの穴にバールで突っ込んでやるぞ。」とか声がしている
下品です さぞ痛いことであろう
おそらくながら、古いB級アメリカ映画だと思う
英語のスラングを直訳したのだろう
英語の悪口系の言い回しの多彩さには感服する
とても思いつかない
携帯の方も見て聞いて並列思考です
ミクロとマクロの世界の境界線はあるのかな
ないと思うぞ 線引きはない
人類が観測者の立場から勝手にひいている
大地と海の境界線はあるように見える 変化はあるけど
大抵の線引きは観測者がひいている
自然界に線引きはないかな 全ては変化の途中
見えないものはある 存在している
それなのに観測して状態が決まるとは何なのか?
最初から分からないよ 量子力学は
そもそも死んだ猫と生きた猫が同時存在してるとは何事か
そんな訳がないでしょうに
箱を開けて生きてれば、箱を開ける前にも生きているに決まっているだろう
それが観測した時点で決定する?いやいや違うでしょうに
猫は、最初から生きていた
うんうん…勝手に猫ちゃんを殺してはいけない
隣りの部屋からテレビの音が聞こえなくなった
おそらく消されたのであろう
さっきまで、人を何人も殺したことを神父に懺悔していた声が聞こえて来たというに
つまらないと判断されて消されたのだ
観測者が、見て、そう決定したのだ
これならば、意味は分かる




