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暗闇に沈む陽  作者: sakura
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アブラカタブラ

行きて帰りは、いつもふらふらだ

目はしょぼしょぼとしているし

脚が痛いし、眠たくてしょうがない

どのくらいかと言うと、二度駅を乗り過ごすほどに

酔っているわけではないし よろけてはいるけどな


電車の扉が開いた

皆、速い コマ送りの倍速のよう 吸い込まれるよう席埋まる

嗚呼…無情

座りたいときほど 座れることはない

弱ってて、よろよろと遅いから、速き人に抜かれて座られてしまうのか…

な、なるほど…


今、私は、この電車内の誰よりも弱っていると断言出来る

愛は地球を救わないのだ


知っていました


車内の全員が

ギルティです

本人の知らないうちに罪業をプラス

サプライズプレゼントです

そう思った私も


人を刺すとは、自分をも刺すことに似てる

罪業は全員で共有しなければ

所属する全員がギルティ 理不尽な様で理不尽ではない


…なんてな


許そう

吊り革に掴まりながら、耐える


かまわない

つらく苦しいときほどが私の100%だ

これが今の私の実力だよ

本性だ 標準です


調子良いときの私は幻


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