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暗闇に沈む陽  作者: sakura
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ハテナ

真夜中、ウツラウツラしていたら、天井裏から話し声が聞こえて来た。きっとネズミであろう。


「常々不思議に思うことがある

働けど働けど我が暮らし楽にならず、ジッと手を見る今日この頃

キャリーケースを転がしラフな格好の御人がおる

彼らは何処へ行くのだろうか

そう考えながら、電車の中を見渡せば、沢山ラフな格好の人々が目につく

彼らは、こんな朝から何処へ行くのだろうか

不思議だ 実に不思議だ


私なら休みなら寝ている

何故なら眠いから

休みとは休養を取る日


昨今働き手がいない事が叫ばれてるが、世の中こんなに沢山いるのだから活用するべき

働いて働いて、更に昼夜働いて 朝から朝まで寝ないで休憩もしないで働けば良いのだ

余計な事は考えず働けば良いのだ

人間暇だから悪智慧を働かす ならば毎日働けば良い

皆んなで苦楽を分かち合うのだ

それが平等というものだろう チュー!」



すると、ネズミの話を遮るかのように、猫の声が聞こえてきた。

「にゃんたる傲慢、にゃんたる歪んだ狂気の思想、到底エセ資本主義とは合い入れぬ 不労所得で生活するニャー達を働かせるつもりかニャ。許せぬ悪逆非道の振る舞い、駆逐してやるにゃー!」

 天井裏でドタンバタンと騒ぎがおこり、やがて静かになったので、寝た。


私は、人は働いて稼いだお金で生活するのが真っ当な生き方だと思うのです。

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