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ひとり
ただいま
おかえり
と呟く
ひろうこんぱいした
身体の中に錆びの嵐が吹いている
身体重いのに頭が軽い 時折ファワッと意識が遠のく
倒れて音楽を聴く
少しだけ気持ちが持ち直す
台所に行くと 戦争の後のよう…
居間に寝ているペンギンを見る
落ち着け 落ち着くのだ
自分に言い聞かせる
台所を片付ける 精神を凍結して 身体を動かすのだ
ああ なんてことだ…
哀しみが漏れる
終わった
シャワーを浴びる
ついでにお風呂掃除する
上がり、布団敷いて寝る
気がついたら、夜であった