17/1015
微風
枷を掛けられるのは嫌
自由に考え、自由に言い、自由に動きたい
捕まえられたくない
縛られたく無い
閉じられたくない
流れたい、川のように、風のように
全てに意味があるのか
風が吹く理由があるのか
池や樹々が佇むよに見えて
水が流れ、樹々が風に揺れ成長するよに
蒼い空が突き抜けるよに
白い雲が流れるよに
光が降り注ぎ
大地が地平まで伸びるよに
彼方の山の頂にある松は
その先にあるのは
海の波間の煌めきと、鳥が風に乗り漂う広がりと
更にその上から見果てぬ景色は
走り去る私と、流れ去る風景、漂う時の狭間
もっと自由に、自分の思うがままに、集中して
きれいなものをみたい
つくりたいのだ