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夜都
寝る…起きる…食べる…又、寝る
さっき起きた
もう 周りは暗闇だ
頭が惚けとする
暗闇は素晴らしい
何もかも隠してくれる
白日に晒せば良いものでもない
街の影と 夜空で出来たシンプルな景色
永遠に続く夜
寝て 夢見る人々 争いのない 孤独で静かな社会
良いではないか 良いではないか
交差するから事故が起きる
会わなければ諍いも起こらぬ
勝ち負けに拘る必要もない だから 皆平等だよ ははは
下らぬ主張を こだまにして永遠に自分で聞いてればよいさ
柔らかい毛布に包まり 皆 寝てしまえばよい
全員が一生を夢見て過ごせば 世界平和です
周りなど拘泥らなければよいさ
寝ても起きても暗闇で
誰もいない暗闇の街を散歩するのは 割と好むところで
人が居るは無粋であるから
人口の割合は 世界に一人でもよいかな 後は寝てれば
あと 天には 月読様が一柱おわして、よを照らして来るだけなら よろし
枕の寝心地は大事です