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暗闇に沈む陽  作者: sakura
136/1022

車窓

ビルが 所々 大樹のように生えている


蔦を巻き付けていけば 擬似大樹になるかもね


ガタンガタガタと音がする

案内の車内放送が聴こえる


空は 水色に白雲 向こうには光が差し込んでいる

ああ 世界はかくも美しい


空も 樹々も ビルも 車窓から見る景色は 輝いている

更に 海や山や川もあれば なお良い 

光りの乱反射で眩しいことだろう

素晴らしい





比べて 人は如何なものだろうか


相応しいと 言えるのだろうか


その存在に メリットはあるのだろう


蛆虫の如く地球上に蔓延り 毒を垂れ流し 瘡蓋のように都市を建て 遠慮なく図々しくも所有権なる嘘を主張している

それって人の願望ですよね

権利とは 願望を他者に強制させるフィクション

すなわち 架空 絵空事

付き合う義理など本来は無い

ましてや人類以外には尚更

そんな好き勝手にしている奴らなど 他からしてみれば 傍迷惑な隣人に他ならないだろし 

他からの多種多様なチカラある視点が あるとすれば滅ぼされるほど 駆除されるほどのクレームの嵐が きっと来るに違いない


だから 反省するならば 本来なら腰が果てしなく低い態度が正しいのかもしれない…



車内放送が流れる


もうすぐ 乗り換えの駅だ


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