ひらたくみる
子供の頃読んだ童話に、「靴屋の小人」がある
タイトルは定かではないが、靴屋に住まう小人が、靴屋さんが寝ている夜間に、働いて靴を仕上げてしまう話だったと思う
つまり、働かずに製品が出来上がっている夢のような話です
しかし、この童話は中世を舞台としているので魔法の国ではない
働かずに利益を得るなど、この世ではあり得ない
靴屋が働かない代わりに、小人が働いているのなら道理が立ちます
童話といえど、あり得ないことはあり得ないのです
ですが童話でさえ道理を立たせているのに、現代の資本主義社会では、働かずにお金が増えてしまうのです
返す返すも実に不思議な現象が魔法のように作動している
いったい何処の誰が定めた決め事なのだろうか?
あまりにも無体な
何故増やすのか?
リース代?
物ではなく、数字なので、元の数字の額を返すだけで問題ない気がします
この増えた差額は何処からやって来るのだろうか?
この社会は一枚の皿
その上に乗っている資力…料理は有限です
幾ら理屈で分割し数を増やそうとも、皿の上の料理の量は変わらない
…料理人が働いて新たな料理を作らない限りは
つまり、増えた分は小人や料理人が働いた領分なのです
童話では、靴屋さんは、小人が働いた成果であると認識して、お礼に皮を加工して小人が履ける小さな靴等をプレゼントする
即ち、等価交換です、若しくは還元です
道理を通せば、童話でさえ、これが当たり前の結末であります
もし「靴屋の小人」を現代版に作り直せば、靴屋の親父は、小人が働くを当然として、自分は働かず、小人を働かせて働かせて毎日働かせて、それをお金が働くと称して、小人に感謝もせず、お礼も渡さず、小人が疲労で憔悴するのを尻目にして、自分だけ幸せに暮らしましたとさ…となります




