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暗闇に沈む陽  作者: sakura
122/1022

踏切

こんな夢を見た


 踏切を渡る途中で、警報器が鳴った

 渡り切るまでに、何十本もある線路の途中でだ

 先は遥か先、戻るも遥か先

 近づいて来る電車

 右も左も両側から近づいて来る

 全ての線路で、上り下り電車が走って近づいて来る


 線路間に人が居れるほどの幅は無い

 両側の電車が通過する時に轢かれてしまう

 

 これは…逃げ場が無い


 鳴り続ける警報器

 刻一刻と近づいて来る電車


 まさに絶対絶命


 この時、線路間の砂利の上に、黒色と黄色の縞々の長いバーが置いてあることに気がついた

 踏切で歩行者を通さない為の あの長い棒だ


 急いで棒を手に取り、棒高跳びの要領で、砂利に棒先をかませ高々と空中に飛び上がる


 間一髪


 飛び上がった空中の棒の先から 目線を下に移すと電車がガタンガタンと真下を通り過ぎていくのが見えた

 両側から 上りも下りも全ての線路上で電車が相互に通り過ぎていく


 全ての電車が通り過ぎた後で 地上にスタッと降り立った


 ふー


 …人って諦めなければ、何とかなるものなんだなぁ



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