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魔王014
われを呼ぶ声がする
われを眠りから呼び覚ます声が
ペンペンだった
われは くたくたの、くたくたなのじゃ
エナジーゼロなのじゃ
虚ろな瞳
だらし無い口元
生気の無い顔
見れば分かるじゃろうに
畳に、突っ伏してると、度々呼ばれる
どうなっとるか
未だ われの出番では無いはず
早まったのか
疲労を纏いしときには 放って置いて欲しい時がある
一言も口をききたく無いときが、あるのじゃ
何故分からん?
起きていても 活動したくないんじゃ
動かざること山の如しじゃ
途中、おにぎり作って食べる
公民権を行使する
夕食のカレーを作る
ふー
限界である
…休日が蜃気楼のようだ