11/1015
日暮行路
冬近い秋の日暮れ時
雑木林に踏み入り散策をしてみた。
鳥の鳴き声が明らかに
姿は見せないのに
落ち葉を踏みしめる音ザクザクと
周りを見ても一人
座る場所もなし
それでも樹々の間隔は空いていて、案外開けている
ちらほらと真っ赤な紅葉が鮮やかで
一人でザクザクと踏みしめて、進むと
開けた道に出た
大きい邸宅と広い道、空き地をお爺さんが犬の散歩をしている
しばらく道なりに進むと、車が一台通り過ぎて車庫に入った
日暮れ時、周囲はダンダン暗くなる
車に戻り、音楽を聞く
厚手のジャンバーを羽織っても、シンシンと冷えていたことに気づく
山地は、何故にこんなにも冷えるのだろうか
やがて、陽は落ち、辺りは暗闇となった。