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暗闇に沈む陽  作者: sakura
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迷わない羊

門外漢の人が長々と宣う高説を聴くと…つい黙ってしまう


なんであろうこの気持ちは?


私の胸中を様々な思いが乱れ飛び…結局は、黙ってしまうのだ

そのご高説は、迫真の体験知でもなく、整合性のある空理空論でもない、借りて来たような知識を、自己の都合に良いように独自に解釈したもの

そんな役に立たない高説を華麗に披露されても…現実を知っている私に、感想は、とても言えそうにない


それでも敢えて言うならば…

「切り取った知識を自己に都合良い拡大解釈でデコレーションしている素敵に歪な理論デスね」…とか?素敵とかの言葉を入れて、褒めればいいのかな?

しかし、もしこの様に指摘したら、きっと怒り出すか、無視されるか…どちらにしろ私の言葉を受け入れることはないだろうと思う

この手の人達は、大抵は、おそろしく懐が浅く、狭心症の如く心が狭い固定観念でガチガチに固まった精神性の持ち主だからです

揺るぎない自己正義を貫き、それに反する現実世界が間違っていると決めつける怖るべき精神性が特徴です

自分勝手な自己主張を貫くに一分の迷いがないのが、凄いです


…きっと自分ファーストの会の会員に違いない!


私も会員になりたいと憧れるが、省みるに、どうやら資格がないらしいのだ

何故なら、彼らの言動から推察するに、機械のように惑わず自己の本能に忠実、迷える子羊ではなく、迷わない羊、それがおそらく会員資格であろう

いつも迷って決められない私は入会不可です


彼らは、人類から派生したNewtype

このまま彼らが増え続ければ、人類社会はどうなるのだろうか?

傍目から見れば面白いが、自分が住まう社会に蔓延るならば実害ありで、実に深刻な問題です






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