阿修羅
シャワー浴びて、布団に横になる
眠い×10の23乗…
疲労感がそこはかとなく、付いてるね乗ってるね
脳裏の暗闇の海を、蒼彩の魚群が泳ぎ過ぎていく
暗闇の静かな海の底に、コンコンと疲労が降り積もる
外界の窓からは、昼の明かりが差している
ああ…まだ昼間なのなの…ななな…だな…
いつしか意識は途絶えてた
終わりとは、こんな感じでいいかもしれない
…
次に瞼を開けた時は、窓から暗闇が見えていた
居間と台所からペンペンさん達が、活動している音がする
私が活動停止しているものだから、自分達で夕ご飯を作ってくれてるらしい
独りでも支障はないが、起きたときに、もし一人だったとしたら寂しさを感じたかもしれない
…伸びをする
未だ身体が錆びついたようにギシギシと鳴り、回復しないなと思う、蓄積疲労でガタガタです
うんうん…きっとこの心と身体のあり様がJapanese侘び寂びなのかも?
いやはや、ちょっと違うか
夕食には冷凍餃子とサラダが出てきた
うん…手作りの方が美味しいが、あえて口には出さない…そこそこおいしい
私の稼ぎが多かったならば、美味しいお魚をペンペンさん達に沢山食べさせてあげるのに…
…俯く
しかし、昼夜土日働いていても給料は、これ以上増えないのだ、
一所懸命働いているのに、家計が楽にならないのは何故だろう?
本当に何故だろう?
人は、善悪で出来ているのに、私には、きっと悪意が足りないのだと思う




