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アモーレの鐘を鳴らすのは
疲労が、シュワシュワと炭酸ソーダのような泡が身体中から放出され、次から次へと天空へと昇っていく
それでも泡は尽きることはない
まるで波打ち際で、寄せては返す波の泡のようで
僕は、暗闇でビュウビュッフと乱気流の風に吹かれ、浜辺に打ち上げられた動かない漂流物だ
口は開かない 一言も喋りたくはない
空虚で、空洞をEchoが虚ろにはひふへほ
溜まっている…暗所に重いタールのような過密な水が、静謐にZOZOぞと
そして眠い…ひたすらに眠くて重い
ああ…思い出は、重いで
…
思考も感覚も霞んでいますから
それでも嗅覚は、シチューの匂いを嗅ぎつけました
…生きている
カッと見開く
僕らは皆んな生きている
生きているから、食べるんだ
シチュ…食べたひです
そして音楽が聴こえてきました
黒い瞳の踊り子がカーニバルで汗を飛び散らせている
おお…アモーレ
サンバに合わせて、立ち上がるのだ
アモーレ




