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骨髄の詩
毎日毎日骨の髄まで働かなくてはなりませぬ
毎日毎日が、苦労と汗に塗れて働かなくては
毎日毎日が、勤労日、昼も夜も働かなくては
日照りの日には、陽射しに打たれ汗を流して
雨降り風吹く夜には、悴みながら寒さに震え
東に行けば西に戻り、北に向かえば南に降る
クルクルグルグルあなたも世界も全てがくるりんグルグルいったい何回転の果たしなのか…
あーヤレヤレ、ソーリャソリャ、ララバイララバイララバイか、幾とせ過ぎたら永遠のお休みよ
イイジャナイカ、イイジャナイカ、ジャーマイッカ、邪魔いか、マーイッカ、盆と正月一緒に来るし
ありゃリャコリャりゃ、二十日鼠も躊躇する
誰か代わってくれないか?生け贄生煮え宜しいか?
責任転嫁のルーレット、誰に当たるかお楽しみ
クルクル回ってさあ大変、バタリバタリと倒れ伏したらこの次あなたの番よ
さあ、帰らんせ、帰らんせ
今までの分、全幅前世全ての借財帳尻帰らんせ
恨みも嫉妬も欲望も全てあなたに帰らんせ




