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暗闇に沈む陽  作者: sakura
1009/1017

木花咲耶

携帯アプリゲームの話です

植物小人を従えて歩く

ひらたく説明すると、歩いて花を植えたりすると、レベルアップするのだ

世界の何処の誰かは、分からぬが、当地の写真を交換するのも楽しい

口下手で無口な、人付き合いの苦手な私には、これくらいの交流がちょうど良い

行くことはないけれど、送られてきた外国の写真を見ると、行った人の気分になり、世界の広がりを感じる


この旅してないけど、旅した気分は、歴史や偉人伝を読んだ面白さにも通じる


因みに私が言わんとする歴史とは、政治的な駆け引きや自国を有利にするため、はたまた劣等感の裏返しの優越感のため、事実に自己都合の嘘を練り込んだ偏った見方や、数値の改竄、心象悪い名付けによる事実を歪曲した喧伝や強弁などの印象操作された、歴史とは言い難いものを除いた、素の歴史のことを言ってます


人類の歴史は、戦争の歴史


戦争を非難できるのは、これまで戦争をしてこなかった知恵の実を食べる前のエデンの住人だけ

後付けで、被害者、加害者だと断定し善悪を決めつけるのは、21世紀人の上から目線の悪癖

時の上流より下流の方が優れていると何故言えるのだろうか?

それは、火中の栗を拾わない何もしない人達が、事態が終息した後で、拾った人を非難するに似ている

…気持ち悪いので、生理的に近づきたくはない

かような人達の言動を聴くにつけ、人類の文明は進んでいる一方で、人の精神は退化しているのかもしれないと思ったりする



そんなことをツラツラ考えながら、街中を花植えて歩き、花から蜜を分けてもらう

現実と重なる仮想世界を、現実の身体で歩いていくのです

立ち止まり携帯画面を見てから歩いて行くのを繰り返す

画面の中では花が咲き乱れてる世界です


車や自転車はNGですから

速さも考えましたが、運転は確実に危ないし、周りに迷惑が掛かるかもしれない

運営側も注意を促した文句を載せている

それに運転に際し、事故は、確率上低くても必ず%は発生するが乗らなければ%は零です

人生の主導権は自分が握っていたいので、ここは徒歩一択でしょう


なにより効率重視だけでは、風情がありません


夜勤明け、帰りに歩くこと合計でおよそ1時間

買い物のミッションも同時にこなす

今日のお昼は焼きそばですと決めつける

麺と豚肉などを購入する


米も購入したので、両手に買い物袋を下げて、ヨタヨタと歩く

…重い…か弱い私には負荷かけ過ぎかも


青空を見上げながら、ツラい現実から目を逸らし、なんとか無事家に着く

疲れたけど、体力不足なのでリハビリですデス

山登りでは、一日中歩きますからね


焼きそばは、ペンペンさんが作ってくれた

最近優しいなぁと思いつつ、寝た




                 おわり


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