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暗闇に沈む陽  作者: sakura
1001/1017

ボーダー

何事も、自分の力量の範囲でしか、力を及ぼせない

これは人権とか善悪とか生命の大切さとかは、まるで関係ない決まり事です


境界線は、現実として存在するから

実際、これがないと生物は生きていけない


これを曖昧にすれば、義務を全うしてきたもの達や支えてきたもの達が損害を被り、よこしまな大義名分を掲げたものものたちのやりたい放題になってしまう

最後には崩壊して、もはや取り返しがつかない


生物ならウイルスや病原菌、寄生虫の喰い物にされ死亡する…遺体となってからでは、後悔すら出来ない

国ならば滅亡して国民の大部分は死に絶えて、少数は世界に散り散りになって消えていくだろう


国のない民族は悲惨で、だからこそ皆んな無理にでも戦って自国を興したり、存続するに生命をかけるのだろう…私はこの世のあらゆる高尚とされる概念より、境界線の方を優先したい


あらゆる概念の中のひとつ…義務の裏付けのない権利などは悪であると見做している

それを正義の御旗のように高く掲げてる人達がいるが、私には、まるで癌腫をありがたやと敬い奉っている景色に見えてしまう

正義の理屈はなんとでもつくから、成否は影響や利益で判断するしかないとも思っている


しかし正義や温情が正しいとしても、それらは関係なく、境界線は、冷徹に引かねば意味がない

温情や正義は、境界線の外側で自己の力量の範囲内で行えば良いと思う


そして、境界線の引き方を決めるのは、自身でしかなく、他人がアレコレ言う資格すらない




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