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世界のシステム


魔法のある世界に転生したのなら、とりあえず魔法を満喫したい。

前世の記憶が馴染んできてからはわくわくしながら魔力を磨き、魔法の訓練をしてきた。


しかし、魔力は平均並み。


ちなみに初めて使った魔法は、小さな旋風を起こすもので、今では熟練度も上がり庭の落ち葉掃除に役立つことこの上ない生活に欠かせない魔法である。


その代わり魔力操作には少し自信がある。


この世界のシステムとして、経験によって獲得できる”スキル”や生まれた時から持っている”ユニークスキル”、さらに神から贈られる祝福である”ギフト”が存在する。

先程ポーションを作るときには”薬草調合”、できたポーションの品質を調べるためには”鑑定”というスキルを使った。

相性もあるがこれらの”スキル”は努力次第で誰でも取得することが可能である。


一方、ユニークスキルやギフトは努力で獲得できるものではない。

ユニークスキルはおおよそ人口の30%、ギフトに至ってはほんの一握りの人間しか持ち合わせていない。


勇者として覚醒したシエルにはギフトが授けられている。

どのようなスキルなのかは極秘事項のため詳しいことはわからないけれど、魔物の退治に対するなんらかの攻撃力や防御力、状態異常などの軽減ではないかと巷では噂されている。

…シエルなら教えてくれるかもしれないが、親しき仲にも礼儀あり。周りからの反感を考えろといった手前、幼馴染権限を濫用することははばかられる。


御伽噺の聖女様はギフトは広く知られている通り、”瘴気の発生を抑え、治癒の魔法を使えること”

勇者のギフトは知られていないのに比べて、この情報はみんな知っていて、理由は数代前の聖女様が素直に周囲に教えてしまったからだそうだ。


「明日は久しぶりに街に降りるかな」


さっき作ったポーションでちょうど20個。村では買えない日用品を補充したいし、そろそろ”あれ”をしなければいけないので、一石三鳥!

いそいそと空間魔法の込められたバッグにポーションをしまい、明日の旅程を計画するのだった。

空間魔法の込められたバッグは猫型ロボットのアレと同じ原理です。

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