表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/41

変わり者の店


「さて、ポーションを見せてもらおうかね」


 いつものように奥の部屋に通されてポーションの買取をしてもらう。

毎度お馴染みの光景だが、この店に置く品は毎回必ず彼女が確認し、お眼鏡にかなわない品だと買い取ってもらえないのはもちろんのこと、金輪際取引はないと思った方がいい。


「今回は20本買い取って欲しいの」

「中級が5本もあるじゃないか。スキルの熟練度があがったみたいだね」


 一目で下級ポーションの中に中級ポーションがあることに気づいただけでなく、本数までサラッと言ってのけるとは、さすがメイシス。

鑑定を使っていないはずなのになぜわかるんだろう。


「どれどれ、”審眼”」


 “審眼”とは鑑定の上位互換スキルであり、数種類のスキルの熟練度をMAXにする事で得られるスキルである。

例えば私の鑑定スキルで下級ポーションを鑑定すると出てくる説明は”体力を30%回復する”だが、メイシスの審眼で下級ポーションを鑑定すると”体力を30%回復する。原料はユールとキエズの実、ゲジュムンの根”のようにさらに詳しい説明が加わるそうだが、なかなか内容は教えてくれない。

とはいえ、このスキルは努力次第で獲得可能には可能だが、複数スキルの熟練度MAXなど、道のりはかなり遠い。

便利そうだから使えるようになりたいんだけどなぁ。


「うん。相変わらず、リリィのポーションは”変わってる”ね」

「だから、どう変わってるのかいつも聞いてるじゃない。そろそろ教えてくれてもいいんじゃない?」

「…あんたは、自由が似合っているよ」

「答えになってないんだけど…」


 頬を膨らませ、感情を大げさに表現すると、メイシスはまたヒッヒッヒと引き笑いをして店先の方に行ってしまった。

 まるで知ったが最後、自由を奪われるかのようなことを言うもんだから、少しブルリと震えてしまった。そんなにやばい副作用があるのだろうか。

 メイシスは変わり者ゆえに変わったものが好きだ。そんな危険な副作用も面白いから買い取っているのだろうか。



歳の差がある2人が仲良いの好きです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ