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香月よう子さまと連歌
ある日の昼 ふとこぼれた笑み
それは近所の公園で
小さき子が母なる人の許へと
一生懸命駆けている
それはおぼつかない足取りで
けれど
母なる人は両手いっぱい
溢れる愛情の赴くままに
幼き我が子を抱きとめる
その何気ない日常で…
ある日の昼 ふとこぼれた笑み
ある日の昼 ふとこぼれた笑み
それは休日の遊歩道で
小さき子が父なる人の肩で
一生懸命話している
それはたどたどしい口調で
けれど
父なる人は強き腕で支え
受け止めては正しきを教え
幼き我が子へ道を示す
その何気ない日常で…
ある日の昼 ふとこぼれた笑み