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亡くし、歩き始める者

作者: はな

初めて書いた&見切り発車で書いたので続きは今のところないです。

数分で読み終わる内容ですのでよかったらどうぞー

別に特別な出来事でもなく世の中ではよくある話。

ただそれが身近に起きた時、僕の意識は現実に引き戻された。


家族は三人父母と一緒に暮らし、僕自身も働きだし落ち着き始めた頃の話。

僕は何の変哲もない人生を歩んでいた。


いってきまーす。

そう僕は病気がちな母に告げて家を何時ものように出た。


その出来事に気づいたのは仕事帰り車に乗って携帯を見た時だった…。

父から母がベットで息をしていないと焦った声で連絡があった。

僕は車を飛ばし、すぐ家に向かい家の前に停まっている救急車を目にして心がざわつくのを感じ中に入ると二階から担架に乗せられた母が降りて来て僕の前を通過して行った。


思考が回らないままその光景を見送り、後から来た隊員に何があったか聞くと心臓が動いていない「後は分かるね?」と言った。


僕は何が分かるんだろう?と頭では理解していたけど認めたくなくて目を背けた。


母が運ばれた病院に父と向かい、受付で呼ばれるのをどこか現実味がない感じで待っていた。

どれだけ時間が経ったのか解らない感覚の中、受付で呼ばれ僕と父は診察室の中に案内された。


診察室には白衣を着た男性が居て母がどういう容態なのか説明を受けた…。

処置を施した結果心臓が動かない、だから心臓マッサージをしている機械を停めるか判断して欲しいと言った。


母のいる手術室に通され、担架の上で機械に心臓マッサージされている母の姿が見ていられなかったので機械を停めて貰った…。


涙が止まらなかった、本当に身近な人の死なんて考えたことなんてなかった。

冷たくなった母の手を握り気付いて上げれなくて、「ごめん」と何度も謝った。


それから母は霊安室に移され、顔には白い布が掛けられていた。

布を取って顔を見るのが怖くて堪らない、見てしまうと母の死を受け入れてしまうようで体が動かなかった。


それから時間が経つのがとても早く感じた…。

お通夜、告別式があっという間に終わり心に穴が開いたような感じが残った。


僕は母に何かしてあげれたのか、もっと沢山話しとけばよかった。

後悔が後になって押し寄せて来て涙がずっと止まらなかった。


母が亡くなってからもう少しで一か月が経とうとしていたある日の夜、夢を見た。

居間で何気なく僕と話してる夢だった…夢の中の僕はずっと泣いていて母が何か言ってるけど聞こえない、かろうじて聞こえたのは前を向いて生きろと言っていた気がした。




体に風が当たるのを感じる…寒けを感じて目を開けるとそこは深い森だった…。

近くに人の気配を感じて後ろを振り返ると、そこには金髪で長髪の女性が立っていた。


「あなたこんな所で寝ていたの?」


僕は夢だと思いその場で仰向けに倒れ、目を閉じ意識を離した。








結構書いた気がしてけど見てみると思ったより全然少なくて驚いた(汗

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