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たまにはしょっぱいチョコはいかが

少しだけ好きな女の子がいた。


自分はもちろん。しょうもない人間である。顔はでかく、背が低い。(そもそも背が低いと顔がでかいのだ。)

性格もひねくれている(外見が悪いとひねくれるのだ。)

それでも最底辺の人間ではない。クズではないし、勉強も努力もそこそこする。人間関係だってそこそこがんばろうと思っている。家族にもめぐまれている。

当然恋もする。

しかし、外見は良くないしひねくれている僕である。

そもそも、男なんてものは女の子は基本的に好きである。

それは女性が同時に一人しか子孫を残せないのに対し、男性は何人でも自分の子をつくることができるからだ。

だれだっていいのだ。

だから、顔がトップクラスでなくてもいい(良くてもいいが)。スタイルがよくなくてもいい(良くてもいいが)。

そうなると物事の選択となんのかわりもない。

リスク(振られる確率)とベネフィット(手に入れることができる女性のレベル)である。

僕が少しだけすきなおんなのこは正直なところベネフィットはあまり高くない。しかし、リスクが低いかというとそうでもない。なぜなら僕とふだん接点が全然ないからだ。

なのでリスクを下げるために、距離を縮めようとこころがけた。リスクをさげるためなので冒険はいらない。確実に距離を縮めていくことが必要だ。

そうすると自然にベネフィットもあがっていく。

そうやって人は相手を選択するのだ。

最初から好きじゃなくてもいい。一歩一歩ともに進んでいけるような相手がいい。そのほうがきっと楽しい。


少しだけ苦い思い出。


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