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カカラ力
「お嬢様にできないことってあるので?」
「そうね。あなたの態度をなおすことぐらいかしら。」
「そんなことはお嬢様の美しさと力をもってすれば湯水のように簡単でございますです。」
「あとはやはり嫌いなものを食べるのはさすがに私の美と力をもっても無理ね。」
「え?嫌いなもの食べれないんですか!?」
「嫌いなものと、ら抜き言葉を絶滅させることが今の私の目標かしら。」
「あ、はい。食べられないですね。はい。らをつけます。それはそうとしてそれほどの美らとちからをお持ちのお嬢様らの食べられないものってなんなのですか?」
「らの使いどころが甘いわね。まあいいわ。そうね。これを嫌いだからこそ今の力と美しさがあるというか・・・。」
「なるほど。」
「つまり善い行いをする人の海馬ね。」
「はあ。ところでお嬢様にはできないことってあるんですか。」
「はあ。あなたはやっぱり悪い子ね。次はどこを食べようかしら。」
即興小説トレーニング
限界を超えたお嬢様 制限時間:15分での作品です。




