残波十人衆
光愛学園は山奥の郊外にひっそりとたたずんでいる。まるで何者からか姿を隠すように。
この学園の頂点10人は十人衆と呼ばれる。
一人でも化け物。
ならば化け物同士の中でトップとはどんな化け物なのか。
創造するだけで僕は汗をかいた。
「めんどくせー。」
「めんどくせーとかいってこういうときに来ちゃうやつってなんかださいよね。めんどくさければ来なければいいのに、そんなことができない器量というか。」
「俺もめんどくさがり屋だがな。めんどくさがりやがなんでもめんどくさがると思うなよ。めんどくせーったいってるのはめんどくさくない。ほんとにめんどうなことはやらないからな。どちらかというと照れ隠しだ。俺はお前らにほんとは会えて嬉しいんだ。ぶっ殺せるからな。」
「仲良さそうでなにより」
「腹へったー。昨日寝てないー。朝飯くってないー。」
「一度に10人操るのはさすがに手間やな。」
「キョロキョロ」
「ディープラーニング中です...」
「いい男いないかな?もしくはいい女」
「ふん。」
さすが10人衆である。存在感がすごい。
「帰ってもいい?」
「存在感ってなんだよ?俺としては不在感とか持ってるやつの方がすごいけどな。存在感がすごいっといわば自己主張の強い変人ってことだろ」
「10人もいると埋もれないように必死だね。」
「心を勝手に読むのはやめたげてよー。それで僕のことはどうおもっとるのかな?」
「あらあら」
「全然勉強してない」
「そろそろ集中しないとあかんわ。」
「じー」
「過去のアクセスと一致」
「あそこがでっかけりゃいいかな?」
「ふん」
こう10人もいるとくらくらしてくる。それだけで疲れがやばい。血管に溶けていきそうだ。
しかし・・
「全員同じキャラなら操るのは疲れないんとちゃう?。」
「そうやな。」
「そうやな。」
「そうやな。」
「そうやな。」
「そうやな。」
「そうやな。」
「そうやな。」
「そうやな。」
「そうやな。」
「そうやな。」
なんと
10人衆はすべて関西弁の男が操っていたのだった。
「10人衆はもとはといえば俺がこ
汗がやばいのでお風呂に入ってきます。もう6月ですね。冷房入れるか悩む季節です。




