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夢物語  作者: 青木 リュウ
6/6

初対面と置いてけぼり

物事はなんでも流れていく

時は止まることは無い…だけど

私は……きっとあの時から止まっているだろう



「で?詳しく聞かせてくんねーの?」


開口一番に不機嫌そうにそう呟いたのは私の弟であり、唯一の家族の麗十である。


…因みに先生は今シャワー浴びて温まってるよ!


「えーと…さっき電話で話したけどこっちの不注意で」


「そうじゃなくてなんで足折ってんのに歩きなんだよ」


語尾にクエスチョンマークが無いのは怒ってるからだろうな、多分…


「いけると思って」


こーゆー時は素直になるのが一番穏便にすむ

これまでの経験が間違ってなければだが…


「……はぁ」


「ぅっ」


但しジト目で暫く見られるけど…

今回はため息もプラスされてたよ!


「あの…」


気まずい空気の中話しかけてきた人のおかげで一瞬現実逃避をしかけていた思考が戻ってきた。


…うん、帰ってきたよ?


「あ、服のサイズ大丈夫でした?」


「…はい、問題は無いですよ。だだー…」


でもね、私抜きの会話があるから暫くは考え込んでも大丈夫そうだ。



とにかく、なんでこの状況になったかを改めて整理しないと私は状況に置いていかれる気がする…!


無論、置いていかれる気がするのは私がバカらしいのだが…(弟談)



「あ、やっぱり少し小さいですね…大きめの出したつもりだったんですけど…」


「小さいと言っても本当に少しなので平気ですよ?それよりシャワーだけじゃなく服まで借りてしまって…」



…なんだか大人の会話だ。

そう思ってしまう私は子供なのだろうか…


男子2人が主婦の会話もどきを始めて

私は1人でファミレスに居た時を思い出していた。

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