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夢物語  作者: 青木 リュウ
3/6

出会いの裏側(1時間前)

リアルの都合で更新が遅くなります…


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「え?今…なんて言いました?」

週刊連載してる漫画家のアシとして呼ばれて早2年。時が経つのは早いなぁ〜とかさっさとのし上がらないとなぁ〜とか考えながら原稿の背景を描いていたとき、突然、

本当〜に、突然。あの馬鹿な先生は言った。


「だから今日あの小説家と打ち合わせだった」


「…因みに何時から、ですか?」

時間によっては間に合わねーぞ…


「え〜と、13時に東の宮駅前のファミレス」

「なっ……!」

13時!?

因みに今の時間は12時前。

この人はかなーりマイペース。つーかとろい

しかも東の宮って言えば都心。ここは郊外。

車…最速でも30分以上かかる。

なにが言いたいかと言うとこのままだと間に合わない。

しかも相手はこの前熱く語ってたあの夢小説家だろ…?


『きーてきーて!あのリノ先生とコラボできることになったの〜!』

『…そーですか。よかったですね、と。

原稿あがりました。』

『つれないなぁ〜…メールで少し話しただけだけど絶対怒らせちゃダメなタイプだと思うんだ〜』

『は?何言ってるんです?さっさと手動かしてください。また徹夜したいならいいですよ?』

『ぅぐっ……はーい』



……あの時は〆切におわれてちゃんと聞いてはなかったけど、この人の勘は当たるんだよな…はぁ…

「そーゆーわけで代わりに行ってきて?」

「……は?」

しまった…

余所事を考えていたせいで話を聞いていなかった…

一体、どうやったら俺が代わりに行くって事になるんだ。

「あ、性別とかは言ってないからこれからの打ち合わせは全部行ってね〜」

は?それでバレないと思ってんのか?

この馬鹿は

「大丈夫よ!だってあんた演技上手いから」

「っ……!」

そーゆー問題じゃねー‼︎

危うく叫ぶところだった…

危ない…この人はバカだが俺が上にいくのには使える奴だ。

そんなところで今までの苦労を無駄にしたくない。

「……っ、…分かりました…」

「…じゃ、お願いね♪」

語尾に音符をつけるな。

満面の笑みをむけるな…!

うっとおしいからくっつくな!

何気にこいつは俺の好みに入るから困る…



これはこれがあいつと出逢う約1時間前…

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