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夢物語  作者: 青木 リュウ
1/6

出会いの数時間前

初小説です!

誤字脱字等ございましたらぜひお知らせください!

1話


昔…まだ小さかった頃のこと…

私、こと桜野凛は恋というものを知らなかった。また、クラスでのイジメも関係して恋愛についての興味も全く無かった。

ましてや…誰かと一緒に何かをする、という行為も想像できてなかった。


それなのに、だ…


たったの数年で友達ができ、好きな人までできた。

"ありえない"

その言葉が当てはまるだろう。

だって今私は





そこまで打ちこんで手を止める。

「……はぁぁぁ」

やっぱり文が浮かばない…

恋愛小説を書くうえで、恋をしたことが無いのはかなりいたい…

最近スランプ気味な夢小説家…つまり私は現自宅警備員…ニートだ

ニート、と言っても働いてない訳ではない。

ちゃんと働いてはいる。いや、働いていた。

ただオリジナルの作品が漫画になると浮かれていたら足の骨をポキってしてしまったから自宅待機なわけで…

まぁ、その原因が高いヒールを履いたまま走って滑って漫画でよくあるこけ方をしたから…など口が裂けても他人に言いたくない(医者を除く)訳で…

「なんか…申し訳ないなぁ…」

幸運な事に私の仕事は自宅のパソコンでできるものしかない。今は溜まりに溜まった有給消化と称して会社を休んでいた。

休む…と言っても最低限の仕事はしているが…


「ねーちゃーん!飯ー!」


「今行くー!」

足を折ったせいで家事をするのが辛かった為恥を承知でたった一人の家族である弟を呼んだのはつい最近だ。



『はぁ⁉︎足折ったぁ⁉︎…それはいいけど…なんで折るわけ?…笑わないって……うん、…………ぶはっははははははっ‼︎えー?ははっごめんごめんっ……』



「思い出したら腹立ってきた…」

あの時“笑わない“って言ったのに

「なんか言ったー?」

「あ、いや、なんでもないよ、麗十」

今弟に逆らうと確実にご飯抜きになるのはこの数日で学習済みである…

目の前にある純和風な朝ごはんが抜きになるのは辛い。

「ふーん?まぁ、はい。打ち合わせ遅れないようにね」

「わかってるよ…いただきまーす!」


これが私の出会いの数時間前の日常。


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