セファルディア〜滅びと継ぐもの達〜

魔力が空に満ちる世界――
滅んだ魔導大国“セファルディア”。その遺産を抱いた孤島〈レーヴェン島〉で、
少年たちは、まだ“世界の歪み”に気づいていなかった。

ある日、島で見つかった一冊の本。
そこには、石化の病、封じられた力、そして“滅びの文明”の記録が眠っていた。
本を巡る思わぬ接触が、帝国《プロイセン》を巻き込み、
島は抗えぬ運命へと突き進んでいく。

信じるべきは、理想か。
貫くべきは、正義か。

――そして、戦うのは“かつて友だった者”かもしれない。

冷静な戦術家・アルド。
誰も犠牲にしない剣士・セイル。
共に学び、共に笑ったふたりは、選択の果てに刃を交える。

滅びを継ぐのは誰か？
世界を変えるのは誰か？

これは、選び取った未来が“希望”になるまでの物語。
『セファルディア ～滅びと継ぐ者たち～』ここに開幕。

※当小説の無断転載、無断使用等を固く禁じます。