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長生き魔法使いは暇を持て余す  作者: 綾瀬 律


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12/101

12.デカいな

所持金

銀貨2枚→8枚に訂正

 訓練場は兵士の訓練で使う屋内の施設で相当な大きさがあった。

 30m×50mくらい。うん、これならいいな。


「ここで出してくれ」

 俺は空間拡張ポーチからブラックベア2匹とマーダーグリズリー、キングオーク5匹を出した。

 ドドドン。

 少し振動がした。

 コイツらとにかくデカい。

 1番小さなキングオークでも2.5m級、ブラックベアは4mでマーダーグリズリーに至っては7mほどもある。


 広い練習場の半分くらいを魔獣が埋めた。

 3人は口を開けて固まっている。あれ?どうした??

 しばらくするとヘルフが

「大きいとは聞いていたが…ここまでとは」


 リオノールは普通のキングオークが1.8m、ブラックベアは2.5m、マーダーグリズリーですら4mぐらいであることを知らない。

 それでも少しだけ空気を読んだリオノールは()()()()個体を出したのだが。


「売って欲しい。査定をして、それから金額を決める。納得出来なければ売らなくてもいい」

「いや、売っておきたい」

「分かった」

 良かったー、アイツら雑魚過ぎて結構たまってからな。ラッキー。


 リオノールはその価値を知らない。

 ブラックベアとマーダーグリズリーは1体で小金貨10枚、キングオーク1体で小金貨5枚はする魔獣だ。それがほぼ無傷(首にだけあるが)で完全体。しかも大きい。

 全く価値が分かっていなかった。

 小金貨1枚くらいかなって思ってたのだから。


 リオノールにとってはこの辺りはまだまだ雑魚で、空間拡張ポーチには50以上入っている。

 だから少しでも減るなら、と思っていた。


「また連絡する。宿はどうする?」

「どこかお勧めがあるか?従魔も泊まれる宿だ」

 3人は顔を見合わせ、

「剣と柄杓停かな?」

「そうだな、あそこならいい」

「今日はここまでだから、薬草と素材の買取が決まったら連絡する」

「市場には明日からでも出店が可能だ。どうする?」

「販売品意外に必要なものは?」

「テントと机と椅子は備え付けだからな、屋号の旗とかあれば。後は品物だけだ。朝、市場に入り口でさっき渡したギルドカードを見せたらいいぞ」

「なら明日から」

「分かった。よろしくな」

「あぁ」


 リオノールは剣と柄杓亭の場所を聞いて向かうことにした。


 建物を出て歩いて行く。中央公園を通り抜け真っ直ぐ進むとそこかしこに看板が見える。

 この辺り一帯が宿屋らしい。

 その中程にある剣と柄杓が書かれた宿に入って行く。


「いらっしゃい!宿泊かい?」

 恰幅のいい女性が奥から出てくる。

「あぁ、従魔もいるぞ」

「おやまぁ、また立派な犬だね〜構わないさ。1泊食事付きで銀貨6枚だよ?大丈夫かい?」

「大丈夫だ」

 昨日小金貨2枚せしめたからな。しかも結局、ギルドの登録費は免除して貰った。でもすぐ稼がないと。

「取り敢えず2泊で」

「あいよ。2階の手前の部屋だよ。食事は朝は6時から8時、夜は18時から20時だ。遅れたらないから気をつけなよ」

「おう」


 そう答えて部屋の鍵を貰って階段を上がって行った。

 そこは個室で狭い。机と椅子にベットがある。そして驚いたのが部屋にトイレとシャワーが付いていたのだ。へーそりゃ銀貨6枚な訳か?


 取り敢えずベットに寝転ぶ。金作らないとな。素材か薬草を直接店に売るか?手持ちが無いと困るからな。

 正直な所、箱庭に行けば食べ物もあるしそもそも食事をしなくてもしばらくは大丈夫な体だ。


 とは言ってもせっかくの町だ。美味しい食事も食べたい。うん、薬草を売ろう。

 そう決めて部屋を出る。



 先ほどの女将が

「もう出掛けるのかい?」

「あぁ、薬草を売りたいんだが何処がいい?」

「そりゃギルドだろ」

「ギルド以外では?」

「それなら薬屋かねぇ。この通りを進んだ角に寂れた薬屋がある。そこなら買ってくれるだろうさ」

 お礼を言って宿を出た。

 歩いていくと確かに寂れた小さな店があった。

 入っていく。中は思いの外広くて奥のカウンターに人がいなかった。


 ひとまず手近な薬を見る。そして驚いた。これは樹海産の薬草を使っている?マジマジと見ていると人の気配がした。

「冷やかしなら他に行きな」

 偏屈を絵に描いたようなおじいちゃんだ。俺を見ると驚いた顔をする。

「薬草を売りに来た。買い取りしてるか?」

「見せてみろ」

 俺はポーチからジャスミンと幻影草を出す。ジャスミンは欠損部位を再生させる薬が作れ、幻影草は内臓の病気に効果がある薬が作れる。

 最もリオノールからするとこれでも雑草だ。


 おじいちゃんが固まった。

「お、お、おい…それは」

「ジャスミンと幻影草」

「お主の色といい、樹海産だな?」

 頷く。

「どれほどある?」

「それなりに?」

「50束ずつ欲しい。他には無いか?もっとその、普通の」

 普通だろ?考える…あ、そう言えばジャスミンを採取する時に一緒に取れた雑草があったな。たしかポーチのゴミ箱にまとめてたはず。


 それを取り出す。でもこれ薬草か?

 おじいちゃんに見せると

「おぉ、あるじゃ無いか… それも欲しいぞ」

 沢山あるからドカッと出した。


 おじいちゃんはそれぞれ数を数える。

「ジャスミンと幻影草は1束小金貨1枚だから50で金貨5枚。その他の薬草はどれも質がいいから20束で小金貨1枚。ジャスミンと幻影草が50束ずつ、その他が200束で合わせて金貨20枚だ。確認してくれ」

 俺はコウモリのスキルで即確認した。

「確認した。確かに」

 おじいちゃんは驚いていたが頷いて

「また何かあれば持って来てくれ」

 俺は頷いて店を出た。


 よし、軍資金ゲットしたぞ。



 リオノールの所持金


 銀貨8枚

 金貨20枚


 支出

 ギルドの登録 無料

 宿代 銀貨12枚




樹海産は全て規格外高品質…

もちろんそんな事は知らない聖獣ズ


貨幣価値

銀貨1枚1000円

小金貨1枚1万円

金貨1枚10万円



※読んでくださる皆さんにお願い※


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