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「決して入っては、いけない森があるだろ…。

だから、誰も入らない…。

その晩ね…ポチが、やたらハイテンションで、

うちから脱走したんだ…

僕はポチを見ていて、

分かったんだけど、

ワンちゃんは飼い主に、

かまってほしくて、

たまに、わるさをする時がある…

その晩のポチが、それだった…


玄関のドアが開いていることに気づいたら、

ポチは、外にダーッと駆け出したんだ…。


夜、外に駆け出たポチを僕は仕事でクタクタになって帰ってきているのに、

走って追った…


ポチは、何人も入ってはいけない森に駆けていく…

僕も、それを追い、森に入ってしまったんだよ…。」

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