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【すべては、かみの、おぼしめしなのです…。】
彼が伝えたいことは、
僕に、しかと話した!
という安堵の表情を僕に見せて、
彼はワインを飲むペースが進んだ…。
それを見ていた僕は、
彼がベロベロになるまえに、
話を切り出した。
「野口!、実は君に、相談がある!」
「え、なにを?」と言う彼に、
僕は話し出した。
「野口よ、今から僕が話すことは、
君には、おそらく、とても奇妙なことだと思う…だけど僕は、どうしても君に聞いてもらいたい!
そして、お願いだ。
これから僕が話すことは、他言無用を、
必ず守ってくれ!」と…。