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転生した大魔王、地球に出現したダンジョンを作ったのが前世の自分であることを思い出す。 〜魔王時代の知識と経験で瞬く間に世界最強になって無双します!〜  作者: 八又ナガト
第二章 大魔王、因縁の宿敵たちを相手に無双する

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58 探索開始

後書きに【大切なお願い】があるので、そちらの確認もどうぞよろしくお願いいたします!

 さっそくダンジョン内の探索を始めた俺たちだが、お互いのことを知らないと協力しようもないので、まずは自己紹介をすることになった。

 全員と知り合いである俺は省き、雫から順に始めていく。


「蒼井 雫、役職はヒーラー兼魔術師です。蓮夜さんとは初級ダンジョンのボスに挑戦するときに知り合いました。あの時はイレギュラーボスが出現したせいで、本当にでした……」


 次に、ミツキ。


「……逢坂 美月よ。蓮夜と初めて会ったのは、あの人の魔道具の検証要因として呼ばれた時ね。それ以来、色々と驚かされてばかりで参るわ」

「逢坂って、もしかして……」

「それよりも次にいきましょう。最後は貴女よ」


 ミツキの名前を聞いた雫が何かに気付いたような素振りを見せるも、遮るようにミツキは琴美に続きを促す。

 すると彼女はウィンクしながら告げる。


「清水 琴美だよっ。気軽にことみんって呼んでね! 蓮夜くんとの出会いは、隠しエリアを攻略している時のことだね。急にお前じゃ実力不足だから引き返せって言ってくるんだもん、困っちゃうよね!」

「それは事実だっただろ……というか、何で全員、俺と出会った時のことを愚痴と合わせて語っているんだ?」


 尋ねると、なぜか全員がジトーっとした目を向けてくる。


「蓮夜さんと関わった人にしか、分かち合えない思いがあるんですよ」

「その通り! 特にあの地獄の特訓は思い出したくもないよ……」

「分かります、琴美さん。私も同じ特訓を受けたことがありますが、本当に辛く……逃げ出したくても絶対に許してくれないですし!」

「貴女もそうなの!? 奇遇だねっ! あとわたしのことはことみんでいいよっ!」


 なぜか同じ特訓を受けた者同士で盛り上がる二人。

 そんな二人を眺めながら、ミツキが安堵した様子で胸を撫で下ろす。


「……自分が魔法を使えないことに安心したような、少し残念なような……」

「なんだ、ミツキも受けたかったのか? それなら剣士用の特訓メニューもあるから安心してくれていいぞ」

「っ……す、少し考える時間をちょうだい」


 ミツキは葛藤した様子でそう答える。

 心から喜んでくれると思っていたのだが、不思議な事もあるものだ。


 と、そんなことを考えていると――


「キシャァァァ!」

「ガルゥゥゥ!」

「シュゥーーー!」


 探索を始めること数分、ようやく魔物とエンカウントする。



 ――――――――――――――


【キラー・マンティス】

 ・討伐推奨レベル:52


 ――――――――――――――


【ジャイアント・ブラックファング】

 ・討伐推奨レベル:58


 ――――――――――――――


【ギガホーン・ボア】

 ・討伐推奨レベル:61


 ――――――――――――――



 人型のカマキリ、巨大な黒い獣、大きな角が目立つ猪と多種多様だが、鑑定を使用して確かめたところ、どうやらレベルについてはどれもCランク(40~70レベル)の水準に収まっているようだ。

 俺が一蹴してもいいのだが――


「そういえば今、三人のレベルはどれくらいなんだ?」

「58です」

「あたしは66」

「75まで上がってたところ、蓮夜くんも見てたでしょ!」


 尋ねると、各々からそんな答えが返ってくる。

 ミツキと琴美に関しては想定通りだが、雫のレベルが思っていたより遥かに高い。

 どうやら【氷風の雪原】で、相当がんばってレベル上げをしていたみたいだ。


「そうか。なら三人で倒してみてくれ、今の実力をここで再確認しておきたい」

「「「――――!」」」


 三人は僅かに目を細めた後、各々が真剣な表情で魔物に向かい合う。

 そして、



「【渦巻く火焔(フレイムトルネード)】!」


「――――ハァッ!」


「いっくよ~、【煌めく雷刃(ライトニング・ワルツ)】!」



 火魔術、剣技、雷属性を纏った剣戟と、各々の方法であっという間に魔物を討伐して見せた。

 これだけでも、初めて三人を見た時から実力が跳ね上がっていることが分かる。

 特に、


「雫は中級魔術まで使えるようになったのか。それも、元々持っていなかった火属性でとは驚きだな」

「【氷風の雪原】で効率よくレベルを上げるためには必要でしたから……一応、水属性についても中級まで使えるようになりましたよ」

「ふむ」


 どうやら、熱心に特訓してやった甲斐があったようだ。

 そんな感想を抱きつつ、俺たちは探索を引き続き行うことにした。

【大切なお願い】


本日より新作

『世界最強の<剣神>は、自分を低級剣士だと思い込みながら無自覚に無双する ~異世界に転生したけど魔力0だったので、1000年間剣技を鍛えたら最強になってた~』を投稿しました!


大変面白い出来になっていますので、ぜひご一読ください!

それからもし気に入っていただけたなら、『ブックマーク追加』や『ポイント評価』などで応援していただけるとさらに励みになります!

一つの作品の人気が出れば、本作含めて他作品の執筆モチベーションにも繋がりますので、何卒よろしくお願いいたしします!!!


↓のリンクからもいけます!

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