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転生した大魔王、地球に出現したダンジョンを作ったのが前世の自分であることを思い出す。 〜魔王時代の知識と経験で瞬く間に世界最強になって無双します!〜  作者: 八又ナガト
第二章 大魔王、因縁の宿敵たちを相手に無双する

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39 ダンジョン配信者



「さあ! リスナーのみんな、見てる!? ことみんの必殺技、いっくよ~!」



 曲がり角の先にいたのは、コウモリ型の魔物と戦う金髪ロングの少女だった。

 少女の周りには不思議な機器がぷかぷかと浮いている。


 ダンジョンの中で見るには不自然な光景。

 だが、俺には心当たりがあった。


「ダンジョン配信者か」


 その呟きにグラムが反応する。



『主様、ダンジョン配信者とは?』

「その名の通り、ダンジョン内の攻略光景を一般人に配信する人間のことだ」

『なっ! 格式高いダンジョンを娯楽物として使用するなど、この世界の人間はなんという恥知ら――』

「そこからダンジョンに興味を持って探索者になる者もいるようだから、俺としては歓迎だがな」

『――ず、などではなく、なんと素晴らしい方たちなのでしょう!』



 グラムとそんなやり取りをしているうちに、少女の戦闘は終わった。


「ふ~、苦労したけど何とかなったよ! わ~、ダンジョンチャットありがとう! この調子でどんどん頑張るから……ね……」


 少女がカメラのようなものに話しかけている最中、不意に俺と目が合った。

 少女は大いに驚いた反応を見せる。


「ちょ、ちょっと! どうしてここに人がいるの!?」


 そんな少女の言葉に反応するように、カメラを含めた幾つかの機器がこちらに向いた。


 機器の中にはカメラで撮った映像を反映させるものもあり、なんとそこには俺の姿が映し出される。


 ここまでの振る舞いを見るに少女は間違いなくダンジョン配信者、しかも現在進行形で配信している様子だった。

 ということは、今はこの映像(俺の姿)が全国に配信されているということであり……


 画面の横側で、リスナーと思われる者たちのコメントが一気に流れていく。



《おい、なんか知らない探索者が現れたぞww》

《誰だコイツ》

《乱入者キタwww》

《けど待って、今日は新ルートの開拓だよね? なのに他の探索者がいるのおかしくない?》

《そんなの、ことみんのストーカーだからに決まってんじゃん! ことみん、早く逃げて!! ソイツ危ない奴だよ!!》



 ……ふむ。



「よし、壊すか」

「待って待って! その機器すっごい高いんだよ!? ダンジョン内からでも外に配信できる特注品なんだから!」



 コメントにムカついた勢いそのままに破壊しようとすると、少女が慌てて止めてくる。

 チッ、あと少しだったのに。


 機器を抱きしめ、安堵したように「ふー」と息をはく少女。

 改めて近くからその姿を見てみると、俺はふと違和感を覚えた。


 どこかでこの少女のことを見たことある気がしたのだ。


(待てよ、確かさっきことみんと言っていた気が……)


 その名前と容姿から、俺はようやく違和感の正体に気付く。


「……もしかして、コットンチャンネルか?」

「えっ、私のチャンネルのこと知ってるの? な~んだ、私のリスナーさんだったんだね!」


 少女は驚きつつも、少しだけ嬉しそうな反応を見せる。

 俺が彼女を知っているのには理由があった。


 というのも、だ。

 俺は前世の記憶を取り戻すまで、ダンジョン配信者の攻略風景を見るのが趣味だった。

 その中で彼女の動画を度々見ることがあったため、存在を知っていたのだ。


 まあどちらかというとダンジョン内の光景を見るのが好きだったため、配信者個人にはそこまで興味がなかったんだが……

 それはどうでもいいとして。


 この少女の配信者名は琴美で、愛称として”ことみん”と呼ばれている。

 彼女が運営するコットンチャンネルはそれなりに登録者数がいたはずだ(100万前後?)。


(そんなチャンネルの生配信に、まさか俺が映ることになってしまうとはな……)


 できれば事前に許可を取ってもらいたいところだったが、大魔王は寛大。

 この程度のことで目くじらを立てたりはしな――



《やっぱストーカーだったんじゃねぇか!》

《けどここまで追ってこれるってことはそれなりの実力者? やっぱりことみんが危ない!》

《油断しているうちに〇っちゃえ、ことみん!》

《ズルイズルイズルイズルイズルイ、ことみんと一対一で話しやがって、その場所は俺のもの俺のもの俺のもの……》

《こんなところまで追っかけするなんて、気持ち悪い粘着ファンで草》



 ――ふむ。



「やっぱり壊すか」

「だから止めてってばー!」



超越せし炎槍(アルス・フレイム)】の術式展開までいったものの、琴美の制止によって、俺は(すん)でのところで発動を止めるのだった。

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