7. ダイ・ハード3(1995年、アメリカ)
ダイ・ハードシリーズは全部で5作品あって、私は全て見たことがありますが、中でも1以外に印象に残ったのが、この3でした。
監督は、1と同じくジョン・マクティアナン。ちなみに、2は違う人がやってました。
主演はブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン、ジェレミー・アイアンズ。
冒頭から、ニューヨークで爆破テロが発生。マクレーン(ブルース・ウィリス)は、前作まではロサンゼルス市警でしたが、妻のホリーと別居状態になり、単身、ニューヨークに行って、ニューヨーク市警になっているという設定。
特に、すごく印象に残ったのが、マクレーンが犯人から名指しで指名され、犯人の命令で「I hate niggers」という看板を持って、ニューヨークの黒人街、ハーレムに行くというもの。
これ、字幕だと「黒人は嫌いだ」になってますが、本当はもっとエグい、超差別用語で、「黒ンボは大嫌いだ」くらいの意味。
当然、激怒した黒人に囲まれて、ボコボコにされ、殺されかけるところを、ゼウス(サミュエル・L・ジャクソン)に助けられます。
そこから始まる、バディー(相棒)の物語みたいなものですが、かわいそうなのがゼウス。善意でマクレーンを助けたばっかりに、関係ないのに散々巻き込まれ、終いには銃で撃たれ、死にかける。
ただ、敵役の動きが、どこか「ルパン三世」みたいで、なかなかエンターテインメントとしては面白い出来でした。
あと、カーチェイスがなかなか見ものです。タクシーに乗って、セントラルパークを突っ切るシーンとか面白いです。
ちょいネタバレをすると、続編の4.0では娘が、ラスト・デイでは息子が出てくるんですが、ついに奥さんのホリーは出てこず。
仲が悪いまま、終わってしまうのか。
ちなみに、ラスト・デイの後に第6作が作られる予定でしたが、ラスト・デイの評価が最低だったのと、ブルース・ウィリスが引退したのもあって、延期に。
まあ、ぶっちゃけ3くらいまでが一番面白かったです。