表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
映画は芸術だ!  作者: 秋山如雪
5/24

5. マッドマックス2(1981年、オーストラリア)

 ということで、結局2作目に続くわけですが。


 監督は、1と同じくジョージ・ミラー、主演も同じくメル・ギブソン。

 前作のヒットを受け、約10倍の費用をかけて作られてますが。


 ストーリーは、前作の「マッドマックス」の直後に、二大国間で勃発した世界大戦により文明が崩壊。

 戦争の影響で枯渇した石油を巡り、凶悪な暴走族が略奪を繰り広げる荒廃とした砂漠の世界へと変貌。

 元警官マックスは、前作で家族を失ったショックから生きる希望と目的を失い、相棒であるオーストラリアン・キャトル・ドッグと共に、改造を施した愛車V8インターセプターに乗ってひたすら走り続ける日々を送っていた。


 という、モロに「北斗の拳」! な世界観ですが、元はと言えば、こっちの方が早い(北斗の拳の原作は1983年からスタート)。


 崩壊した世界で、モヒカンの暴走族がヒャッハーするという、ポストアポカリプスの一分野を作り、「北斗の拳」をはじめ、後のSF作品にも大きな影響を与えています。


 私自身、「北斗の拳」が大好きで、原作コミックスを全巻持っている(文庫版)ので、この作品も大好きです。


 さて、前回の答え。

「水平二連式のソードオフ・ショットガン」。


 北斗の拳では、ケンシロウの義理の兄のジャギが持ってますね。


 他にも、北斗の拳そっくりなキャラクターと世界観がこれでもか、と出てきます。


 登場人物を例に挙げると。


 マックス=そもそも、革ジャン、革ズボンという格好からして、ケンシロウ。ファッションも、無口な性格もそっくり。


 ジャイロ・キャプテン=マックスの相棒になる男。ゴーグルの存在が、バットっぽいし、メカにも強い。お調子者な性格も似てます。


 フェラル・キッド=北斗の拳では、リンのポジション。女の子っぽいけど、実は男の子。ただ、しゃべれないキャラクターといい、健気にマックスに着き従うところなど、妙にリンに似てます。ちなみに「フェラル・キッド(Feral Kid)」は英語で「野生児」の意味。実は作品の語り部が、年を取った後の彼なのですが。


 ヒューマンガス=ならず者のリーダー。ファンからは敬意をもって「ヒューマンガス様」と呼ばれ、作中では「ロックンローラーのアヤトラ(伝道師)」と呼ばれています。ホッケーマスクに筋骨隆々の半裸。調べると、北斗の拳の、初期に出てくるシンの部下のスペードの、さらに部下にこいつとそっくりな奴がいます。まあ、ザコキャラなんですが。なお、ヒューマンガス役のケル・ニルソンはスウェーデンの重量挙げ選手出身なので、筋肉ムキムキなのも納得。


 ウェズ=こいつは、明らかにシンの部下のスペード。モヒカン、顎ひげ、顔のペイント、首周りの羽根、ボウガン。性格まで、何から何までそっくりです。


 他にも、牙一族に似てるキャラやら、村の住人などそっくりな奴がいっぱいいます。


 世界観や、武器(火炎放射器、ボウガン、鎖のリードなど)まで、本当によく似ています。


 そもそも、前作のトーカッターも、北斗の拳のジャッカルそっくりですけどね。


 ある意味、最高の映画です(笑)。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ