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映画は芸術だ!  作者: 秋山如雪
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4. マッドマックス(1979年、オーストラリア)

 ということで、第4弾。


 マッドマックスと言えば、かの有名なカーチェイス映画にして、メル・ギブソンの出世作。


 監督は、ジョン・ミラー。主演は、メル・ギブソン。


 暴走族による、凶悪事件が多発するようになった、近未来のオーストラリアが舞台。警官殺しの凶悪犯、ナイトライダーが、パトカー「V8インターセプター(パシュート・スペシャル)」を奪って逃走。


 「M.F.P.」(暴走族専門の特殊警察)に所属する敏腕警官、マックス・ロカタンスキー(メル・ギブソン)はこれを発見し追いつめた末に、ナイトライダーは運転操作を誤って事故死する。


 そこから、始まる「復讐劇」がこの物語のテーマの一つ。


 実は、最初に見た時は「それほど面白くない」と思っていました。


 ところが、大人になって、自分が車やバイクを持つようになり、実際にバイクを走らせるようになると。


 これがまあ、すごく面白い映画だと気づきました。


 メカがいっぱい出てきますが、マックスが乗る「V8インターセプター」はもちろん、相棒のグースや敵役のトーカッター(トゥーカッターとも)が乗るバイク、カワサキ Z1000が実にいい味を出していて、カッコいい上に、オーストラリアという、非常に広大な大地を、疾走するシーンだけで、気持ちよさそうで、自分自身が、バイクや車をオーストラリアで走らせてみたい気持ちに駆られます。


 マッドマックスは、シリーズ物ですが、実は「敵役」に一癖も二癖もあるキャラが多く、この「1」のトーカッター、「2」のヒューマンガス、「怒りのデス・ロード」のイモータン・ジョーなど、特徴的で、一度見ると忘れられない敵が多いのです。


 ちなみに、トーカッター役は、ヒュー・キース・バーンという、インドの俳優さん。2020年に亡くなりました。味のある演技力でした。


 バイク好きでいえば、古いバイクが多く出てきますが、劇中で、暴走族がやっている、有名な「マックスターン」(車体を直立させ、フロントロックして、そこを中心に後輪をスリップさせて円を描くように回転すること)が流行りました。


 もっとも、ビビリの私は、やったことないですけどね。下手したら、バイクが倒れて、数万円規模の傷がつくし、自分も怪我しかねないので。


 バイク乗りの友達に「マックスターンやったことある?」って聞いたら「さすがにない」と言ってましたが。


 古い映画ですが、後に公開され、話題になった「マッドマックス2」の影に隠れているように見えて、ストーリー的にも一応繋がっており、密かな名作だと思うのですが。


 カーチェイスもかなりの規模で描かれています。


 改造した、スーパーチャージャーつきの、V8インターセプターはカッコよく、マックスが持ってる銃は「水平二連式のソードオフ・ショットガン」。これもどこかで見た銃ですねえ。(わかる人はわかる)


 続きは、次の話で(もう次の話が予想できますが)


 ちなみに、メル・ギブソンは、アメリカ生まれですが、10歳の頃に家族でオーストラリアに移住。


 彼がハリウッド映画に出演するのは、1982年からなので、この映画は彼自身がオーストラリアにいた頃に撮られ、それで有名になった、出世作でもあるわけです。

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