表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
映画は芸術だ!  作者: 秋山如雪
24/24

24. フルメタルジャケット(1987年、アメリカ)

 ということで、続けて更新。


 監督は、奇才、スタンリー・キューブリック。主演は、マシュー・モディーン、ヴィンセント・ドノフリオ、ロナルド・リー・アーメイなど。


 ちなみに「フルメタルジャケット」とは、直訳すると『完全被甲弾』となり、弾体の鉛を銅などで覆った弾丸のことを指します。


 まあ、ある意味、「超有名な」戦争映画ですね。


 この映画を最も有名にしたのは、もちろん「ハートマン軍曹」でしょう。


 しかしながら、実は2部構成に近く、前半では訓練教官のハートマン軍曹に代表される、海兵隊訓練所で新兵が受ける過酷な訓練シーンが描かれ、一方、後半では彼らのベトナムでの行動が描かれます。


 このハートマン軍曹の、今ではほとんど「放送禁止用語」の罵声が話題になりました。


 もうここでは描けないくらいの、圧倒的な「罵声」と「暴言」の嵐。これ字幕で見ても凄い罵声ですが、実際の英語を直訳すると、もっと凄い罵声になります。女や子供が見れないレベル。


 そして、このハートマン軍曹を演じた、ロナルド・リー・アーメイ。

 2018年に亡くなってますが、「フルメタル・ジャケット」における彼の演技は、アメリカの批評家たちの激賞を受け、ゴールデングローブ賞の最優秀助演男優賞にノミネートされました。


 しかもその後も、約60本の映画に出演し、またアニメやゲームソフトの声優、テレビ番組の司会などとして活躍していたそうです。


 日本ではゲーム「ファミコンウォーズ」のCMで、この映画の新兵行進のシーンがパロディーとして取り入れられたことでも有名(年がバレますが)。


 その後、確か「ゲームボーイウォーズ」でも同じようなことをやってましたし、日本の漫画やアニメとしては「フルメタルパニック」という作品(見たことありますし、結構好きです)が、この映画のパロディーシーンを結構使ってます。


 良くも悪くも、映画を見る側に「強烈な」印象を与えるシーンが多い映画ですね。


 特に前半のラストが凄いですが、実はベトナム戦争のシーンの描き方も上手いです。


 この辺り、さすがはキューブリック監督だとは思います。


 日本の映画で、なかなかここまで描いた映画はない気がします。


 個人的には「プライベート・ライアン」が出るまでは、史上最高の戦争映画だと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ