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北米植民地についてー1

 北米植民地ですが、1575年段階では約300万人の日本人が住んでおり、他の植民地と比較すると日本人が住んでいる中では最大の植民地です。

(尚、この世界の日本の植民地ですが、北米植民地以外に中南米植民地、又、豪州等の植民地、フィリピン等のアジア植民地の大よそ4つに分けられています。

 これはそれぞれの植民地開発の原因等から分けられたものです)


 北米植民地の開発の発端は、徳川家康の父の松平広忠と、その義兄になる水野信元が新天地を求めて北米の開拓を試みようと考えたことです。

 1546年に松平広忠と水野信元が率いた開拓団、約500名は史実から名付けられた北米の地カリフォルニアにたどり着くことに成功し、そこに植民地を建設しました。

 更にそこで毛皮等の特産品が取れることが分かり、又、肥沃で広大な農地が得られることが分かったことから、年々毎に倍増する勢いで移民者が増えていましたが。

 そうは言っても、1552年当時の北米植民地は日本人が2万人に満たない小規模な植民地でした。


 それが一変するのが、1552年にカリフォルニアで大規模な金の産出地が見つかったことです。

 更にこの年になって、ようやく皇軍知識を活用することによって、大型で太平洋横断が可能な機帆船が日本国内で量産可能になりました。

 これが複合することによって、カリフォルニアで一攫千金を目指す大規模な人の波、それこそ毎年数万人どころか、十万人単位の移民の波が日本本国内で起きることになったのです。


 ですが、そのままでしたら、北米大陸の日本の植民地はカリフォルニアを中心とする北米大陸の西海岸だけに止まったでしょうが、それを北米大陸の中東部へと広げる出来事がありました。

 後奈良天皇陛下崩御に伴って、日本本国内の他の仏教の信徒と気まずい関係になった法華宗不受不施派の信徒は新天地を求めようとしました。

 そして、法華宗不受不施派の信徒は、その新天地を北米大陸の中東部に求めたのです。

 更にこれを横目で見た浄土真宗本願寺派も、北米大陸の中東部の植民地化に乗り出します。

 又、(この世界では)浄土真宗本願寺派と深い関係にあった松平元康(徳川家康)や武田義信らも、北米大陸の中東部の植民地化に乗り出すこととなったのです。

 これには様々な皇軍知識が提供されたこともあり、その結果として、史実の北米大陸の大開拓時代が東西逆になって展開されたと言っても過言ではない事態が引き起こされました。


 その一方で、この日本人の北米大陸への大規模な東方侵出、植民地化は、北米大陸の原住民にとって意図的に、又、非意図的に悲劇を引き起こすことになります。

 この頃の北米大陸の原住民は、定住生活を送って農耕生活を行う者もいる一方で、(半)遊牧や狩猟生活を送る者もいるという有様でした。

 中には、それこそ他の氏族、部族に対する略奪で生活を成り立たせている者もいる有様だったのです。


 そして、日本人の北米大陸への大規模な東方侵出は、史実の中南米大陸でスペイン人の侵略が疫病をもたらしたのと同様の悲劇を結果的に意図せずに引き起こして、疫病の大流行による原住民の減少をもたらして、又、その社会に大打撃を与えます。

 又、定住生活を送って農耕生活を送っている者とは基本的に日本人と友好関係を結べましたが、それ以外の(半)遊牧生活等を送っている者は、日本人の農地開発を基本的に認めず、日本人と敵対することが多発します。

 更に厄介なことに定住生活を送って農耕生活を送っている者の方が基本的に人口密度が高いことから、日本人がもたらした疫病がより流行するという事態まで引き起こされます。

 このため北米大陸の原住民社会の多くが崩壊しました。

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