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帰還

元々この話含めて1話にしようと考えていたのですが、あまりにも長くなってしまったためこのような形で投稿することになりました。

大変申し訳ございません。

4.5話としてお楽しみ下さい


殺し屋は疲れていた。1日中訳のわからぬまま、見ず知らずの子供のために動きまわったのだから当然である。殺し屋は門の手前で街の様子を眺め、少し考えていた。


殺し屋(ここから来た道を引き返すのか…………あ、俺も能力で帰るとするか。この『Go my way』がどこまでの距離を移動できるのか試してみたいしな。)


殺し屋「Go my way!…………」


殺し屋は移動できずその声は虚しくも街の音に掻き消されていった。


殺し屋(何故だ?大男Aと闘った時もボスに対しても成功した。だが何故か長距離になると発動しない。)


殺し屋の中で2つの仮説が生まれる


殺し屋(1 距離が離れ過ぎていると使えない。

2 長距離の場合何かしらの条件がある。今立てられる仮説としてはこの2つだな。2の場合だと……目的地へのイメージがちゃんとしてないと発動しない……とかか?)


殺し屋は今度はあの小屋を思い浮かべる。すると、


殺し屋(なんだ!?イメージがぼやけていく…さっきまで鮮明だったものがどんどん薄れて……集中しろ。周りに何があったのかよく思い出せ!)


殺し屋は3分間ずっと目を瞑り、情景をよく思い浮かべるようにしていた。その結果、


殺し屋(よし!完璧に思い浮かんだ。今ならいける!)

殺し屋「Go my way!」


一瞬にして殺し屋の姿が消えたかと思うと、既に殺し屋はあの小屋の前に立っていた。


殺し屋(成功!長距離移動の場合はイメージが大事なのか……

かなり便利と思っていたが戦闘中の離脱や、急ぎの時とかには、使いずらそうだな)


そう考えながら殺し屋は小屋の扉を開き、中に入ろうとした瞬間!


子供「お帰りー!!」


子供が涙と鼻水で顔中ぐちゃぐちゃになった状態で向かってきたため殺し屋は左に咄嗟に回避する。勢いあまってこけそうになったところを殺し屋は右手で受け止めた。


殺し屋「た、ただいま」

子供「もう、帰ってこないかと思ったー!」


受け止められながら子供がギャンギャン泣く。


殺し屋(ちっ、まだまだガキだな)

殺し屋「ほら、飴やるから泣くのをやめろ、な?」

子供「なに?これ?」

殺し屋「舐めてみろ。旨いぞ?」

子供「うん。ペロッ」


子供は飴を初めて舐めた感動に思わず泣きを通りこして笑顔に変わり、しばらく甘味の虜になっていた。。笑顔に変わったとき、殺し屋は子供の傷がもうほとんど目立たなくなっていることに気づいた…が、それは悪いことではなかったため、つっこまず、姉は寝たのかだけを確認し、眠りについた。

明日この続きを投稿させていただきます。

次回もよろしくお願いします。

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