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好きだなんて、、

作者: 龍我

               最初、気になってはいた

             笑顔が太陽みたいなあいつのこと

               でも、気づかなかったんだ


                 この感情の名前を





「なぁ、お前って好きな人いんのか?」

「いない」


聞かれて、俺は即答した

面倒くさいことは嫌いだったから


「俺はさ、藤原が好きなんだ。だから、」

「あ、そういえば出雲って藤原が好きって聞いたんだけど」


話をさえぎって別の男子が言う


「そうなのか!?」

「ないない」


気になってはいる

だけど、それだけだ


「だって俺、あいつのこと嫌いだし。」


でも、他人に弱みを握られるのが嫌だったし

何故か必死にその事を隠したくなって、慌てて思ってにいないことを言った







                ガタッ―――





大きな音がした


「なんだ?」


不思議に思っていると女子が来た


「ねぇ、夏樹が急いで来た道戻っていったんだけど、なんかしたの?」


俺はその言葉を聞くと次の瞬間教室を飛び出していた

何故かは知らないけど足が勝手に動いたんだ





学校から出るとあいつが横断歩道を渡っているのが見えた




「藤ッ・・・!!!」




俺は見てしまった

あいつが、藤原が車に跳ねられるのを




「ッ・・・・!!」





思わず、立ちすくんだ

でも我に返るとすぐに藤原の元へ駆け寄った





「ごめ、ね・・・嫌って・・・知、らなかった、の・・・」


ごめん、嫌ってるんじゃないんだ


「出、雲は、私の・・・太陽、だった・・・から」


お前が、俺には太陽にみえたんだよ


「あり、がと・・・っ・・・」








「っ・・・・」









救急車がきた


「はやく運べ!!」



俺はそれを呆然と見ていた



何もなかった

在るのは果てしない虚無感だけ




俺は上を見上げた

空は晴れているはずなのに俺の頬には雨が伝った





好きだなんて、



(言える訳がないじゃないか)

(今更気づいたこの感情を)

龍我です初投稿ですめっちゃ心配ですよろしくお願いしますっっ

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