旅立ち
「ではエイくん、ゴルくん、この場所とハット団は任せたよ。ここは俺たちの故郷なので大事に守ってね。」
「「了解です」」
ハットとケイくんは出発するのだった。
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「ハットさん、質問いいですか?」
「誰でも分かる質問ならいいよ。」
「良く分かりませんが、ハットさんは僕とハットさんのチームて別れて調査するって言ってましたが、僕たち2人(2匹)だけなんスけど。」
確かにハットはチームでと言っていた。しかし今2人(2匹)きりで草むらに居る。
「そうだね。だからこれからチーム作って行こう」
またお花畑感満載回答が来たのでウンザリ感丸出しでケイくんは答えた。
「それで、どうするんスか?」
「今回の目的は調査なんだけど、実は俺たちみたいに話が通じる生き物は居るのでは無いか?との想像してて、ソイツを探そうかなと。」
「はーあ。でどうやって進めるんです?」
いつも通りの2人(2匹)はテクテク歩いていた。
おもむろにハットが動き出した。
何やら殺気を感じたのだ。
「ケイくん、ヤバい殺気だ、右手に走れ!」
目の前の子供サイズの緑色した二足歩行の獣がいた。所謂ゴブリンである。
「すみませーん。お話出来ますか?」
。。。「ギ、グギャ、ギェエエエエ」
「なんか怒ってる?」
ゴブリンはハットが小さなイモムシだが、異様な存在感を放っている為に踏み潰そうと襲って来た。
「やっぱり無理かー。」
あまりのやり取りにケイくんも唖然としている。
ケイくんからすれば、いくら進化したと言え、たかだかイモムシである。当たり前であるがイモムシのこちらは成長ても体長20cm、ゴブリンは身長130cmなのだから。
ゴブリンは思いっきりハットを踏みつけている。ケイくんはこれは終わったな、と茂みから震えながら見ていた。
「ギ、ギャ、ゴ?」
「いやーあんまし痛みは無いんだけど足で踏まれるのは屈辱感を味うね。」
ハットは土まみれで汚れているがダメージは無いようだ。
「コイツ、鼻が豚鼻やからゴブタと言うとして、会話成立しないからどうしたものか。。。」
ハットがボソリと口ずさんだ後、ゴブタと言われていたゴブリンが淡く光り出す。その光が落ち着いた時にゴブタの体の左手が漆黒に変わっていた。




