ゴブリン遭遇
「え、なんか普通のゴブリンじゃ無いの?俺のイメージとちょっと違うね。」
確かに今のハットはデスワームとなっており、硬い皮に覆われて傷も付かず、即死級の毒を持ったもはや誰も口に入れたく無い最悪の生物だったのだ。
「ゴブ?いや、おらが一番混乱してるんやけど、このイモムシ何者なんやろ?普通やないゾ」
いきなりハットとケイくんにも理解出来る言葉が聞こえた。
ハットはこちらからも伝わるかともう一度話かける。
「えーと、マイクのテスト中、」
「ハットさん、それはもうイイスよ。。。」
「ゴフ?うわ?喋ってる。気持ち悪いゾ」
「伝わって良かったです。あなたは誰ですか?」
「あー。なんか頭に【ゴブタ/ネームドに進化しました】って響いてきた。ワイはゴブタだゾ」
「へー。俺もなんと無くゴブタだと思ったから良かった良かった。」
物凄い偶然だが、ハットは野良ゴブリンへ結果として名前を与え、精神の繋がりを作っていたのだ。その為、ハット達との会話が通じるし、進化成長したのだ。
「それでゴブタくん、俺をまだ踏むのかな?」
「ゴフ!ごめんだゾ、こんな怪しげな生物、、、いや悪い事されてる訳じゃないから何もしないゾ」
「それで、ゴブタくんは何してたのかな?」
「この辺りの奥が生物がザワついてて見に来たらあんたを見つけたって所だナ。俺の仲間達の人数は最近はだいぶ減って来て、これからどうしたものかなと歩き回ってたんだゾ」
「よし、ゴブタくんに少し着いて行ってみよ。」
「いいんじゃないかナ。オラが好きな角兎が居たらいいなー。あれは美味しいしナー。」
やはり色々な生物が居るのかと心躍らせるハットだった。
ケイくんはそもそもゴブリンという、自分からしたら超大型巨人との会話には入れず、黙って見ているだけだった。




