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2話 趣味

「相変わらずうますぎでしょ」

「まあスライダーのやつは得意だからね。体をめちゃくちゃ動かす系は苦手だしやりたくない」

「今度行く時は付き合ってもらおうかな?」

「ご勘弁願いたい」


「夜ご飯はどうする?食べてく?」

「じゃあ外で食べちゃうか、今から帰ると少し遅いしな。まあ姉ちゃんいるからすぐ帰れるしな」

「じゃあ翔の好きなつけ麺行く?」

「いや、前回も行ったし今回は姉ちゃんの好きなものにしない?」

「じゃあパスタ!」

「おっし、行きますか!」

そう行ってパスタの店まで走って行った。俺はカルボナーラ、姉ちゃんはペペロンチーノを頼んで席についた。


「「ご馳走様でした」」

命に感謝を告げて、席を立つ。

「お会計1900円です」

「現金で」

そう言って2000円を差し出す。

「100円のお返しとなります。ありがとうございました」

「ご馳走様でした」

そう言って店を出る。昔から店を出る前に店員にご馳走様でしたって言ってしまう癖があるのだ。

「ふぅー、お腹いっぱいだ」

「そうだね、とりあえず帰ろ!」

そう言って姉が「えいっ」って言いながら手を前に突き出す。すると空間に赤黒い穴が出来る。そして2人でその穴の中に入る。姉ちゃんの能力は異空間を操るという能力だ。正直めちゃくちゃ強い。見た目だけはどうにかして欲しいが便利な能力だ。しかし姉ちゃんはこれ以外にも能力を持っている。時々、2つ以上の能力を持って生まれるらしい。今まで見つかった最も能力を持つ人は4つだったらしい。もっとも、それははるか昔の話だと父さんは言っていた。

「相変わらず壊れてるな、この能力」

「そう言うあんたも似たようなの持ってるでしょ」

「そうだけどさ、逆が良かったとは思う」

「まあ私のやつは最強×最強みたいな感じだからね!」

「おかしいやん」

そう姉ちゃんに聞こえないような小さい声で文句を言って姉ちゃんの後ろをゆっくりと歩いていった。


ふぅと息を吐きながら部屋の中に入り、扉を閉める。

「やっぱ落ち着くなぁ、1人は」

昔から誰かさん以外といる時以外は1人の方が好きなので部屋に引きこもって出来ることが好きなのだ。

「(今日は本読むか…、小説が溜まりすぎててまずいんだよな)」

俺の趣味は小説や漫画を読んだりすることとゲームをすること。あとは少し変わった趣味ではあるがモデルガンを集めるという趣味もある。

部屋の棚の上には模造刀とモデルガンが置いてある。

自腹で買った最も大事なものだ。

そんな大事な物を横目に見ながら本棚の前に立つ。

そして一冊の本を手に取る。これは俺のお気に入りのシリーズの本だ。ちなみにこれはラノベだ。


「(やっぱ、ラノベ中のキャラ可愛すぎる)」

そう、俺はラノベが大好物のオタクでもあるのだ。

特に甘々なやつを見るのが眼福というやつだ。

聖域(ベッド)に飛び込み、本の内容に集中するのだった。


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