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         9  捜索

 ミリー王女を捜索する。4貴族目でやっと出会えた。

            9  捜索



 指名依頼だ。拒否することはできない。この地図ではやはり直接転移できない。フライで行くしかない。超高度で国境を超えた。地理は詳しく判らないが、国境からあまり離れていないところ、メンバーの一人の子爵の家がある筈だ。子爵の家だ。たいして大きくはない。私達はニコニコ笑いながら近付いた。

「ちょっと御伺いしたいことがあるのですが、隣国より私達より少し年上の女性がこちらを訪ねて来ませんでしたか。」

ピクリと反応があった。しかし、知っている程度で日常的に会っている反応ではない。もう少し突っ込もう。

「このお屋敷見えるんですか。」

いないようだ。

「隣国のスパイか。捉えて尋問してやる。」

シルビアに合図して転移した。そんな問答を繰り返した。四か所目の貴族は伯爵だ。

「隣国より私達より少し年上の女性がこちらに来ませんでしたか。」

ヒットだ。このお屋敷にいる。

「大事して貰っていますか。」

大丈夫のようだ。

「何故そのようなことを聞く。」

門番が襲いかかりそうなので、上空に転移した。少し高度を下げて

屋敷内を探った。ミリー王女の情報が乏しいので確定し難いがその年頃の女性は一人だ。園庭で本を読んでいた。その女性の背後の物陰に潜んだ。その女性に小さな声で囁いた。

「ミリー王女でいらしゃいますか。」

女性は驚いて悲鳴上げそうになる。マリエールは精神操作を使う。

「国王の指名依頼を受けて来ました。依頼内容は3つ、手紙を渡し返事貰うこと。状況を゙確認すること。状況が悪ければ連れ戻すこと。以上です。」

と言って手紙を渡した。ミリー王女は涙を流しながら手紙を読んだ。そしてマリエールが渡した便箋に返事を書いた。

「状況は見ての通り、幸せです。愛しい人と暮らしています。時々国のことは懐かしく思い出します。だからと言って帰りたいとは思いません。」

マリエールは返事を貰い。別れを告げた。ギルドに向かい受付で指名依頼を完了したのでギルド長に連絡したいと話した。直ぐにギルド長室に通された。私はミリー王女からの返事をギルド長に渡し、状況を話した。

「これはミリー王女の筆跡だな。任務完了ご苦労様。取り敢えず褒賞を渡す。その他の褒美は国王と相談する。」

と言って金庫から金貨の入った大きな袋2つ寄越した。

 また元の生活に戻った。討伐と受付嬢の趣味の護衛をこなした。

マリーシアや庄屋や商人に会いに行った。そして思うミリーの生き方を。

 またギルド長から呼び出しがあった。ギルド長が煩わしい表情をして言った。

「要件はいろいろある。まずマリエールはAランク冒険者だ。シルビアはBランク冒険者。これはここで出来る。次に国王が賞金と褒美を直接君たちに渡したいそうだ。3日後午後2時私も一緒だ。後ミリー王女にまた手紙を渡したいそうで、その時渡すそうだ。後君たちにいろいろ頼みたいことがあるようだ。当日君たちに直接話すそうだ。」

私達は新しいギルドカードを発行して貰い、ギルドを出た。国王のいろいろ頼みたいことについて話しあったが判らずじまいだ。 

 ミリーは幸せそうだ。思いの人暮らすのが一番だとマリエールも思う。

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