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        7 マリーシア

 マリーシアに連絡が入った。欠損の回復魔法ができたと。

          7  マリーシア



 マリーシアはパパっ子だ。ずうっとパパと冒険する事を夢見て剣や魔法の練習をしてきた。10歳になり冒険者のカードを作ると父は私との時間を作ってくれ連携プレーや魔法、剣撃の訓練をした。半年ほどでチー厶に入って中衛に入っだ。特に魔法攻撃はチー厶の役に立っている自信があった。一年経った。目的地が告げられた。オークの生息する地域だ。オークとの戦いが始まった。オークは強い。マリーシアの魔法で倒し切るのは無理だ。しかし苛立たせるには十分のようだ。私が苛立たせて我を忘れたオークをパパ達が退治するのは効率の良い攻撃のようだ。そろそろ解体して必要部分を取って引き上げる準備を始めた時2頭のオークに襲われた。私は2頭に魔法を放った。2頭はマリーシアに向かった。1頭はパパが仕留めだ。もう1頭が私に向かった。凄い衝撃だ。敵う相手ではないと思った。振りかぶった腕の攻撃を剣で受け止めたがその後のしかかるように攻めてくる攻撃にはなすすべがない。オーガの顔が迫る噛み付きにきているのだろう。もうだめだと思った時、パパの剣がオークの首を刺した。前のめりで威力はなかったがオークの注目を惹くには十分だったようだ。私への力は軽減し、父に向かった。私はチャンスと見てオークの足を刺した。力込めたので深く刺さった。再び関心が私に向いようだ。父は渾身の力でオークの胴体を刺しだ。狂乱したオーク暴れ出した。適当に距離をとり私も父もオーク攻撃した。味方の矢がオークを捉える。ニ矢三矢が撃たれる。その時起こった。オークの右手が父の左手あたった。私は渾身の一撃でオークを葬った。父は回復魔法を受け血は止まったが手の一部は欠損したままだ。

 その後の事は曖昧だ。泣き続け。父の実家に母親と行き、マリエールに魔法付与されたが父の欠損を治す魔法はない、私は魔獣を討伐して灌漑事業開拓事業を手伝っていた。

 父が欠損して1年が経った。マリエールから念話が入っだ。要するに個人を細かく限定した欠損の回復魔法なら出来そうだ。というものだ。父は冒険者に復帰しており私達の住んでいた家はチー厶のホー厶になっているらしい。私は父の情報を細かく送り間もなく完成の知らせがあった。今父親の所在と言うので家酒を飲んでいると思うと伝えた。

 転移した。突然人が出現したことに驚くメンバー達だがマリーシアだったので安心もしたようだ。マリーシアは父親に

「このマリエールさんがお父さんの欠損の回復魔法を作ってくれたの。感謝の気持ちを持って、治したいという気持ちで臨んで。」

飲み会の場には相応しくない厳かな雰囲気に包まれた。マリエールは、

「欠損回復魔法」

と唱え、シルビア、マリーシアも祈った。欠損は回復した。

 マリーシアと父親はお互い近状を話しあった。父親はマリーシアに一緒に冒険者をしようとは言わないし、マリエーシアは父親の実家で一緒に暮らそうとも言わない。その後父親のチー厶はSランクまで登りつめ、10年後にドラゴン討伐に出かけ、消息を断った。マリーシアは父親らしい生き方だと思った。マリーシア個人の事では村の男性と結婚して庄屋を継いだ。一子一女ををもうけ、里の発展に努めた。

 マリーシアはマリーシアの父親は父親の人生を歩む。

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